デスクトップPCの停電対策をしたいから無停電電源装置(UPS)を選ぶ

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瞬間的な停電。デスクトップPCではこれが怖いんだ

こんにちはRenです。

何度かこのブログでも書いていますが、僕は現在、LIVA X2というコンパクトなデスクトップPCを使っています。

その前はノートPCを長らく使っていました。

長年使っている間には、「瞬停(瞬低)」というものを含め、停電を幾度も経験しています。

落雷や工事の影響などで、一瞬だけ電気が消えてすぐに元通りになることは、どなたもよく経験することなんじゃないでしょうか。

  • 落雷
  • 近所の工事
  • 電力の使い過ぎでブレーカーが落ちる
  • 原因不明の瞬停(瞬低)

こんなことはよくあります。

冬期の暖房器具やキッチンのIH機器など、大きな電力を使う熱機器が原因でブレーカーが落ちることもありますよね。

 

これまでPCで仕事をしているときにもこうした瞬停(または瞬低)は何度かありましたが、ノートPCにはバッテリーがついているので、瞬間的に停電したくらいでは、作業に支障はありません

ノートPCのバッテリーがだいぶ弱ってくると、数分以上の停電の時には作業できなくなってしまいましたが、それでも作業中のファイルを保存してPCをシャットダウンするくらいの時間はありました。

ノートPC 停電

 

でもバッテリーを持たないデスクトップPCには、そんな時間的余裕はありません

瞬間的であれ、停電してしまうとそこでPCの電源も切れてしまいます

これから夏が来て雷の多いシーズンになります。落雷以外の原因でも、これまでのように停電は経験していくことになるでしょう。でもそれでPC作業中に電源が落ちては困ります。

 

そこで今回は、PC回りに適した無停電電源装置を探してみました。

これは接続した機器を長時間使用するための非常用バッテリーでもなく、発電機とも違うものです。

UPSとも呼ばれていて、PCやハードディスク機器などが、停電のために安全に停止できない事態を回避するためのものです。

バッテリーを内蔵した大型の電源タップのような形をしていて、要は安全にPCをシャットダウンするための時間稼ぎができるようにする装置ですね。

これを自分用に探してみます。

安ければ買いたい。

 

PC回りのUPS(無停電電源装置)の条件

UPSは、停電時に短時間だけ電源供給するためにバッテリーを内蔵していますが、そのバッテリーはそれほど大容量ではありません。

繋いでいる機器を停電時の数分から十数分持たせれば十分という考えで作られています。

そして繋ぐ機器の消費電力が多いほど、電源の持ちは短くなります。

ですのでUPSには容量の大きいものから小さいものまであり、値段もそれに即しています。

高いUPSは多くの機器を長い間もたせることができて、安いものはその逆ってことですね。

また高い製品には、PCの自動シャットダウンをしてくれるような付加的な機能も付いています。

 

 

僕の環境で必要なUPS(無停電電源装置)

僕の環境に即して、どれくらいのレベルのものがあればいいのか考えてみました。

UPSにつなげたいのはPCとHDDだけです。

モニタなど意図せず電源が切れても別に悪影響がないものは、普通の電源タップにつなげばいい

…と最初は考えていたけれど、モニタが表示されていないとシャットダウン作業もできないので、やはりモニタもUPSに繋ぐ必要があります

ということで、

  • PC LIVA X2 最大消費電力 20.96W
  • バッファロー HD-LC3.0U3-BKF 外付けHDD 3TB 最大消費電力 18W
  • モニタ iiyama ProLite E2083HSD 消費電力15W(最大30W)

このように僕の環境では、消費電力は最大でも70W程度ということがわかりました。

これはLIVA X2の消費電力が極端に少ないためで、普通のタワー型のデスクトップPCだとそうはいかないと思います。

まあ、電源容量の大きなPCでも、タスクを終了してシャットダウンするだけなら、さほど大きな電力は使わないでしょうが…。

ちなみにLIVA X2の待機時の消費電力はわずか3.75Wです。LIVA X2は電気食わず、発熱もせず、場所取らずというかわいいPCなんです。

このブログもこれを使って書いています。

 

 

PCにUPSを使うとき、注意したい矩形波と正弦波

ここまで来て、よさげな製品にも見当をつけた時点で、UPSを選ぶうえでひとつ気になる点が発覚しました。

なんでもPCにUPSを使う場合には、矩形波ではなくて正弦波のものを選んだほうが無難だとのことです。

正弦波というのは電流をグラフで見た時の波形が三角関数のサイン波になっているものですね。海の波のようななめらかな形です。家庭のコンセントから出る電流はこの正弦波です。

それに対して矩形波というのは文字どおり四角い波で、凸凹凸凹凸凹…みたいな形。電流のグラフも直線だけで表現されています。

そのカクカクした矩形波よりも滑らかな正弦波のほうが、PCには適切だというんですね。

そして僕が目星をつけた一番安いUPSは、矩形波を出すタイプなんです。

これは、ちょっと困った。

 

 

CyberPower 無停電電源装置 CP375JP

僕がよさそうだと思っていたのはこれです。

1万円以下では一番売れているUPSらしいです。CP375JP

価格は5000円程度。「お金を出して安心を買う」ということには具体的なメリットがあいまいな点もありますが、それでも出せる低価格機種です。

このCP375JPはコンセントが6つあり、合計255Wまでの機器に対応しているので、僕の用途なら十分以上でしょう。

ただこれは出力が矩形波なんですよね。

安価な製品だと、どうしても矩形波になってしまうようです。

 

 

オムロン BY50S (正弦波の機種)

正弦波の中で、価格が安くてレビューが多い一番人気の機種は、このUPSです。

オムロンのBY50S。出力容量が300Wまで。

価格は現時点で1万5000円台でした。容量が少ない下位機種のBY35Sでも値段はあまり変わらないので、もし買うならこっちと判断しました。

でも先ほどのCP375JPを見たあとなので、やや高く感じてしまいます。

楽天の販売ページからレビューをひいてみましょう。

コンパクト、正弦波出力
20年以上前からUPSはオムロンを使っています
この製品は安価な中でも正弦波出力ができる優れものです
安価品に多い矩形波だと使えない PC もある

そこなんですよね。特に最近のPCでは、矩形波だと不具合が出る可能性が高いらしい。

デスクトップPCの停電対策用に購入
充電後、試しにAC電源を外し放置。10分以上PCへの電源供給が続いたため万が一のときにも安心。
あとはバッテリーがどれくらいで寿命迎えるかが問題。

UPSはバッテリー内蔵で、バッテリーには寿命があります。

メーカーサイトやあちこちのページを見てみると、その寿命は3~5年くらいというのが大半。ユーザーの実使用状況では3年が目安になっているようでした。

もっと価格帯の高いものはバッテリー交換式になっているものが多いです。

BY50Sはそう書いてないから、バッテリーが劣化したら本体ごと買い替えなんでしょうか(はっきりしない)。

人生で今まで一度も雷などの天災以外で停電になったことがなかったのに、今年に入って何故か原因不明の局地的停電に2回も遭遇しました。わずか1~2分程度のものですが、デスクトップパソコンには致命的ですのであわてて何か対策は出来ないかと調べた結果こちらを購入しました。
それまで、停電もなかったしずっとノートパソコンばかり使っていたのでデスクトップパソコンが停電で即切れることを初めて知りました。この商品は操作も簡単で、我が家のロータイプのパソコンデスクの下にも置けるコンパクトさで良かったです。なにより、正弦波でこの値段なのが大きいです。バッテリー交換も自分で出来るタイプなので楽だと思います。今までこういったものがあること自体知らなかった私でも使えるので、とりあえずUPSが欲しいという方にもいいと思います。

こちらもバッテリーは交換できるタイプだと書いてありますね。レビューは読んでみるものだ。

ちなみに30代の女性のレビューでした。

「なにより、正弦波でこの値段なのが大きいです」。レビューを読んでいると、こういうところで経済格差を感じることもあります。

こんにちは、本当は正弦波のUPSが欲しいけど、この値段なので迷ってしまっている30代男性のRenです。

まあたしかに正弦波の中では、これが安くて評価も高い、鉄板の機種なんですよね。

Amazonと楽天それぞれの、BY50Sのページです。上で引用したレビュー等はここから参考にさせて頂きました。

 

 

 

デスクトップPC用のUPS(無停電電源装置)を探す・まとめ

今回いろいろ調べて、僕の中では上記の2機種に候補が絞られました。

デスクトップPCとモニタ、外付けハードディスクドライブくらいがメインで、他に多くの機器をつなぐ予定のない方なら、だいたいこのへんの機種がターゲットになると思います。

あちこちのレビューを読むと、矩形波のUPSでもPC用に使ってる人はいます。ただそれが僕のPCにも対応してくれるかは、結局実機を繋いでみないことにはわかりません。安心を買うためにギャンブルするのもどうかと思うし…。お金の余裕のある時まで、この2機種の間で迷いを残したままお開きとします。

楽天のUPSのランキングは、こちらから見ることができます。