アシックスランウォークのブランド的な位置づけとは
ランウォークとテクシーリュクスの違い
アシックスと名の付くビジネス向け革靴には、ランウォークのほかにテクシーリュクスがあります。
その違いはどのような点でしょうか?
ランウォークとテクシーリュクスの「作り」の差
まず最重要な点として、ビジネス用革靴として、ランウォークのほうが作りがいいということがあります。
靴自体の見た目もかなり違います。
テクシーリュクスの靴が細部にカジュアルな要素を施しているのとは違って、ランウォークはほかの高級革靴に遜色ないルックスで、フォーマルな場によりふさわしい革靴と言えます。
こちらの記事でも詳しく説明していますが、テクシーリュクスの靴はスニーカー的な快適性を実現するための特徴的な共通点がいくつかあり、詳しい人が見れば一見してテクシーリュクスと分かるポイントを持っています。
それに対して、ランウォークはフォーマルなスタイルを崩さないままに、履き心地と動きやすさを追求しているブランドと言えます。
ランウォークとテクシーリュクスの価格差
価格帯でも、ランウォークは2万円台の靴が中心で、比較的安価なテクシーリュクスの2倍から3倍くらいのところにありますし、本来は、このふたつの靴を直接比較対象にすることはありません。
しかし、テクシーリュクスからのステップアップとしては、ランウォークは一番いい選択肢となるでしょう。
ランウォークとテクシーリュクスの比較
ちょうどAmazonで並んでいた両者をキャプチャしてみました。どちらも内羽根のストレートチップであり、フォーマルかつオーソドックスなビジネスシューズです。
さて、どちらがランウォークかわかりますか?
まあ分かりますよね。右がランウォークです。
アシックスウォーキングとアシックス商事の違いは?
Amazonや楽天などの通販サイトでは、「アシックスウォーキングのランウォーク」、そして「アシックス商事のテクシーリュクス」というふうに表示されていることが多いわけですが、これ、作っている会社は別々なのでしょうか。
答えはYES。たしかに別々です。
というのも、ランウォークのアシックスウォーキングは、アシックス社が展開するブランド名なんです。
ブランドとしてのアシックスウォーキングには、このランウォークのほかに、カジュアル向けの「ペダラ」や、ウォーキングスニーカーの「ウェルネスウォーカー」などのシリーズがあります。
一方、テクシーリュクスを展開するアシックス商事はというと、アシックス社の完全子会社の社名。
片や社内のブランド名、片や子会社の社名というわけで、そもそも並列にある名称ではないんですね。
だからランウォークはアシックス社が、テクシーリュクスはアシックス商事が作っているということになります。
ランウォークは高級靴の見た目でも「歩きやすい」「足が疲れない」という高評価を獲得中
ランウォークの靴には、Amazonでも他と比較して高い評価のレビューがついています。
それぞれの感想に共通するポイントとしては、一日履いていても足が楽であること、長距離を歩いても疲れないことなどがあります。
ランウォークのブランド哲学がそのまま、ユーザーの感覚表現として現れているんですね。
普通、革靴って足に馴染むまである程度の時間がかかりますが、この靴は履いてすぐに馴染みました。さすがスポーツメーカー製ですね。デザインもトラディショナルな感じで悪くないですよ。
ビジネス用の革靴としては履き心地最高レベルと思います。
アシックスが「走れるビジネスシューズ」を標榜するだけのことはあります。
ランウォークのサイズ
多くのランウォークの革靴で、24.0cmから28cmの靴を選ぶことができます。
一部24.5cmからになるものもあるようですが、比較的足のサイズの小さい人も選択肢に困らないブランドと言えますね。
ゴアテックスを使用したランウォークの防水性
「G-TX」の文字を含む品番では、アッパーにゴアテックスファブリクスを使用しています。このことから、ランウォークは防水性と通気性に優れた普段使いの革靴としても人気がありす。
試しに商品名に「G-TX」を含むリンクをどれでもたどってみてください。多くの製品で、雨の日や夏場の快適さに触れているレビューが見つかりますので。
アシックスウォーキング・ランウォークのおすすめ革靴12選
ここからは現在人気の高い売れ筋のランウォークの中から、それぞれのポイントを説明しながら12足をご紹介します。
MB115D
ウィズ4Eの幅広モデルで、甲高幅広足のユーザーに重宝されている一足がこちら。
内羽根のブローギングとあいまって横からの姿が美しいです。
MB054C G-TX
G-TX品番の、防水機能を持ったストレートチップのビジネスシューズです。
MB096D
足をシャープに見せるスワールトゥ。
それでもフィット感はゆったりめの作りになってます。
MB056C G-TX
シンプルな外羽根ラウンドトゥ。
海外製高級シューズのようなスリムなシルエットですね。
「歩くためのビジネスシューズ」というユーザーレビューが履きやすさを物語っています。
WR819P G-TX
ランウォークの中でも人気の高い一足です。定番と言える革靴。
WR25KL G-TX
ウィズ2Eで24.0cmからと、足の小さい男性にはうれしい一足がこちら。
ゴアテックスになる前のモデルまでは23.5cmの展開もありました。
履き心地の面でも大変評価の高い靴です。
WR829T
ランウォークとしては比較的安価な1万円台。
ランウォークでコスパを重視するなら要検討のエントリーモデルです。
MB013A
ウイングチップのシューズ。
このデザインからいってもヌバックやコーヒー色の特別なカラバリが魅力的です。
WR612L G-TX
金曜日に履きたいブラッチャーモカ。
少しだけリラックスした表情のUチップなので、ジャケットスタイルでも使いまわしができます。
MB134CX G-TX
こちらはAmazon限定のランウォーク。
平紐でより上品な仕上がりで雨の日にも快適な1足ですよ。
WR823S
男らしいダブルモンクもラインナップ。
この形ならブラウンを選びたいですが、ブラックも捨てがたいですね。
WR822S
こなれるまでは硬いイメージもあるローファー。
ローファーの脱ぎ履きのしやすさとランウォークならではの歩きやすさを両立しています。
オンでもオフでも使いまわせそうな一足。
ここで紹介した以外のスリッポン、ブーツ、そして数多くのビジネスシューズは以下の検索結果からもチェックできます。