布団を洗濯機で洗いたい。何kgまで?羽毛布団も大丈夫??
汚れたら洗濯機で洗える布団はもう珍しいものではなく、扱いのある寝具店でも、常に一定の人気があるようです。
自宅の洗濯機で洗える布団とは、一体どんなものでしょうか。
洗濯機の容量があれば、または薄くて軽いお布団ならどんなものでも大丈夫なのでしょうか?
今回は、そんな自宅で洗えるお布団の選び方や、重さの目安について書いてみます。
そもそもなぜ布団を洗うのか?
お布団を自宅で洗いたいという需要は、近年徐々に増える傾向にあるようです。
Google検索数の推移
お布団を干すだけでなく、洗いたい理由を調べてみました。実際に検索してみると、
- カビやダニ、アレルギーが気になる
- 長期間使って汗や皮脂のにおいが染みついている
- 飲みものをこぼした
- 子どもがおねしょする
- ペットがいるので汚れやすい
- 使う時間の長い介護用のお布団を清潔に保ちたい
などの理由を見つけることができました。
たしかに子どもやペットがいるとお布団は汚れやすいものです。ねこもケホケホいっていきなり吐くこともあります。これは干すだけではきれいになりませんね。
汗っかきの人も、布団をときどき洗濯機で洗えれば嫌な臭いも発生せず、常に気持ちよく過ごせます。
シーズンの終わりには、それができるのなら本当は洗ってから袋に入れて収納したいというのが、多くの人の本音かもしれません。
何kgの洗濯機でどれくらいの重さの布団まで洗える?
洗濯機にはそれぞれ洗える最大容量があり、kgで表示されています。
でもたとえば、容量7kgの洗濯機で7kgのお布団が洗えるかといったら、そうではないんですね。
まあそもそも7kgもの重さの布団は存在しないと思いますが…。
それぞれの洗濯機の説明書にも洗える布団の重さが書いてあると思いますが、この重さは、実はメーカーによっても微妙ですが異なっています。
メーカーAの7kg対応の洗濯機で1.8kgのお布団が洗えたからといって、メーカーBの同じ容量の洗濯機でも洗えるとは限らないんですね。
以前、ネットの布団屋さんの商品紹介ページで見てメモしていたのですが、そのページには、 洗濯機容量ごとの「洗えるふとんの重さ」対応表が載っていました。
※それから時間が経ち、そのページは現在は見れなくなってしまいました。
これによると、一番対応力のあるのは日立、次いで東芝、シャープ、パナソニックの順に重いお布団まで洗えます。
1.8kgのお布団を洗うのであれば、目安になるのは日立は容量6kgから、その他のメーカーは容量7kgからということでした。パナソニックは最も大きい洗濯機でも1.5kgの布団までしか洗えません。
※上記は2017年1月ごろにメモを残した時点の情報です。メーカーごとの洗える布団の重さの対応が表にまとめられていました。
また、今回調べた限り、多くの布団屋さんなどのサイトでは、たて型の洗濯機で洗うことを勧めていました。
小まとめ:洗濯機メーカーごとに、洗える布団の重さが微妙に異なる。
1.8kgのお布団の場合、日立の洗濯機は容量6kg、その他のメーカーは7kgの容量があれば洗うことができる。
パナソニックは1.5kgの布団まで。
ちなみに1.8kgの布団とは、これくらい。参考用にAmazonの洗える布団の商品ページをリンクしています。
このお布団の場合はシングルで1.4kg、セミダブルが1.6kg、ダブルが1.8kgでした。
洗濯機で洗いやすいのは2枚合わせの布団
家庭の洗濯機で洗える布団としておすすめしたいのが、2枚合わせになっている掛布団です。
洗える布団の場合、合わせになっていれば1枚ずつ分けて洗うことができて、厚みのあるお布団でも家で洗うことができます。
こちらは洗える布団として有名な「プリマロフト」の2枚合わせ掛けふとんです。
重さについては、[肌掛けふとん]約0.4kg [合掛けふとん]約1.1kg という表示になっています。
2枚一緒であれば中型以上の洗濯機で、1枚ずつなら容量の小さな洗濯機でも洗える重さになりますよね。
ただ2枚合わせのお布団は、重さ的に一緒に洗えるからといって一度に洗うと、干す場所も2枚分必要なのは頭に入れておきたいところです。
小まとめ:2枚合わせの布団は1枚1枚が軽く、小さな洗濯機でも洗いやすい。しかし一度に洗うと干す場所は2倍必要。
洗濯機で洗える羽毛布団
羽毛布団にも洗濯機で洗えるふとんがあります。材料の羽毛の段階で撥水加工を施しているものです。
羽毛ファクトリーすやすやさんを例にとってみますね。
実際に洗ってみた方の感想を引用しますので、興味のある方はリンク先の布団や口コミレビュー欄をチェックしてみてください。
とても良い商品です☆
グースの羽毛しか使った事がなく、ダックは不安でした。
比べてしまえば、暖かさに違いはありますが、2枚合わせだし、オールシーズン大活躍してくれそうで、嬉しいです!
臭いはかなり気になりましたが、数日風に当てながら、部屋に出しておいたら、慣れと共に気にならなくなりました。
オネショ後、洗濯もしました。
説明書通りにやれば、何も問題ありません。
化繊より洗いやすく、助かりました。
手頃で扱い易い、大変良い商品を、ありがとうございました(≧∇≦*)
ウォッシャブルでこの品質は十分!
結婚当時ボーナスをはたいた羽毛布団を10年以上使用していましたが、保管状況が悪かったのか?この夏の猛暑でなんと!かびてしまいました!!ついに買い換えねば!と、ネットであれこれ検索し、羽毛布団の基本知識を確認した上で、「洗える」機能と「品質」のバランスを勘案してこちらに決めました。
※他の方が書いている「家庭で洗えない」という表示は一般羽毛布団用の説明です。でも紛らわしいですよね・・
≪追記です≫あれから何度も洗濯しましたが、目立った劣化はありません。最初に洗った時は小さく寄ってしまい、「みずぼらしい~!大丈夫?」と思いましたが、干しているうちにふかふかに復活します。ただ、最近、洗濯後に1~2枚程度の羽が出てきます。このくらいなら耐性強いと思います。
上がダック、下がグースのお布団のレビューから抜粋しました。レビュー数は多くても、実際に洗ってみた人の書き込みはこのお二方だけでした。当たり前ですけど、ちゃんと洗えてますね。
洗濯機で洗える敷布団
今回調べた限りでは、洗濯機で洗えるお布団には、かさの大きそうな掛布団よりも、むしろ敷布団のほうが種類が少ないような感じでした。
おねしょなどで汚れやすいのは敷布団のほうと思うのですが、敷布団はしっかりした厚さと重さが必要なので、一般のものだと洗濯機で洗うのは少し難しいのかもしれませんね。
そんな中で見つけたのがこちら。
ウォシュロン 完全分割 着脱式 洗える敷布団 シングルサイズ
固綿の中芯をカバー型の布団で挟みこんであり、外側の「帝人ウォシュロン綿」の層を、洗濯機で洗うことができます。
ファスナーで上層、中芯、下層の3つに分けることができ、外側の布団を洗濯機で洗えます。
使っていて汚れやすい上側だけ洗うこともできますね。
この製品には、実際に家庭で洗濯してみた方のユーザーレビューもたくさんついていました。
家庭で洗える
ウォシュロン完全分割着脱式洗える敷布団シングルサイズ、9,999円です。ダニ対策で昔注文したものがへたってきたのでリピート。洗える掛け布団はいろんなお店にありますが、洗える敷布団はあまり有りません。3分割できるので、子育て中はダニ対策・おもらし・寝汗・嘔吐等で布団が洗いたい時に洗えるのが良かったです。
洗える敷布団
三歳の娘がハウスダストとダニのアレルギー性鼻炎になり、家族全員分の布団一式を防ダニに変える事になりました。色々調べた結果、洗えて三枚に分かれてチリが出にくい物が良い事がわかりました。ところがそういった布団は値段が高く、手が出ません。ウォシュロンは安いし、ふかふかでいいです。心配していた縫製が雑とか、生地が安っぽいなどは、ありません。娘の鼻炎はまだ変化無しですが、私が喘息持ちで、娘が布団で飛び跳ねるたびに(新品でも防ダニカバーしても)チリがまって発作が出ていたのに、購入一ヶ月になりますがこれに変えてから全く発作が出ないです。
追加です。
あれから5年がたちました。かなり洗いまくりましたが、ほつれたり布が擦り切れたりは無いです。ただ、さすがにぺったんこで寝心地も悪いので腰痛持ちの私だけ下に仕方なくマットレスを敷いています。これからエアーマットに買い換えるか、また新しいウォシュロンに変えるか、考え中です。
ウォシュロンは、ベランダに干す時かさばるので、ちょっとお高いですが大川製作所の布団ばさみがとても役立ってます。
Amazonと楽天のリンクです。
ちなみに上のレビューで「大川製作所の布団ばさみ」と書いてあるのは、大木製作所 の布団ばさみのことだと思います。
こちらもけっこう有名かと。
洗濯機で布団を洗うときに洗濯ネットは欠かせない
洗濯機で布団を洗うときには、液体洗剤を使うか、粉の洗剤でも一度ぬるま湯に溶かしてから使うと、洗剤がムラにならずに良いそうです。
また布団が丸ごと入る洗濯ネットは必須です。
よくある筒型よりドーナツ型のほうが、そして目の粗いほうが、水が入りやすく、出ていきやすいそうで、おすすめですよ。
洗濯機で洗える布団・羽毛布団まとめ
今回は、洗濯機で洗えるお布団の重さや具体的製品などについてまとめてみました。
羽毛布団にも洗えるものがあるのは今回初めて知りました。
自分自身にとってはまだ考えるのが早いことなんですが、今回こういう製品のことを調べてみて、介護の不安がほんの少しだけ薄れた気もしています。
もしこの記事が今現在介護をなさっている方をはじめ、アレルギー持ちの方、粗相盛りのお子さんやペットと暮らしている皆さんにとって少しでもお役に立てれば幸いです。