羽毛布団の打ち直しでできること
使い込んだ羽毛布団のカドをつまんでみると、なにか異物のようなものを感じませんか?
それは長年使っているうちに砕けて固まった、羽毛のゴミです。
そのほかにも、羽毛布団の、へたり、破れ、汚れ、そして匂い。
長期間使っているうちにどうしても起きてしまうそうした経年劣化は、打ち直し(またはリフォーム)で、新品時のように回復させることができます。
羽毛、とりわけダウンは繊細なものなので、長く使っている羽毛布団の内部では、一定量が潰れたり砕けてしまって、しだいに最初のふっくらした暖かさが失われてしまいます。
それをプロの技術で回復させるのが、羽毛布団の打ち直しです。
羽毛布団の打ち直しの手順
羽毛布団の打ち直しは、おおまかな手順として、
- 羽毛布団の解体・ダウン(羽毛)の取り出し
- 羽毛の洗浄
- 傷んだ羽毛の除去
- 新しい羽毛の追加
- 新しい側生地への充てん
といった段階で作業を行います。多くのショップや工房では、羽毛そのものの抗菌加工も、この流れの一部となっています。
「打ち直し」の可・不可を自分で判断するめやす
一般的にダウンの量の少ない低価格のお布団は、仕立て直すよりも買いなおすほうが安くつきます。
でも高級羽毛布団は、下手に買いなおすとグレードが下がってしまう恐れもあります。これまで使ってきた愛着もありますよね。
あるショップによると、打ち直しをしたほうがいい高級羽毛布団の目安として、お布団を4つ折りにしてみて、高さが25cm程度以上あるなら打ち直したほうがよく、逆に25cmないくらいヘタってしまっていると、新しいお布団を買ったほうがお得ということになるそうです。
また、昔の高級羽毛布団は今の安価な羽毛布団とは羽毛の質が違うので、20年前に10万円以上していたような高級布団なら、打ち直しをしたほうがその品質を保てます。
この記事ではショップに羽毛布団の打ち直しを依頼するにあたって、比較すべきポイントをご紹介します。
羽毛布団の打ち直しのポイント
基本的にはどちらのショップでもおおまかな作業工程は同じです。依頼するショップの選択時に特に重視したい部分は、充てんする羽毛の種類と側生地の品質、そしてキルトの種類です。
また、打ち直しを機にサイズを変更することも可能です。その場合は基本的に大きいサイズから小さいサイズへの変更となります。
足し羽毛の品質
足し羽毛は、元の羽毛と均一に混ぜてから新しい側生地に充てんされます。
その羽毛の種類には、グースダウン(ガチョウ)とダックダウン(アヒル)があります。
ショップによってはマザーグースダウンやアイダーダックダウンなどの上級グレードを選択できますし、一部ショップではフランスやポーランドといった産地の選択肢もあります。
側生地の品質
お布団の打ち直しは、汚れが染みついたり薄くなってきた側(がわ)生地も含めて、お直しの対象です。
60番手、80番手、140番手と、数字が大きくなるにつれて肌触りのいい、高級な生地になります。
側生地は多くのショップでロングサイズを選ぶこともできます。
キルトの種類
羽毛が偏らずに暖かさが長持ちするよう、キルティングにグレードを設けているショップもあります。
二層になっているキルトが上級グレードです。
サイズ変更
ダブルからシングルへのサイズ変更も、一部のショップで可能です。
送料・配送方法
注文後に届く梱包材でお布団を梱包して、ショップに発送します。梱包材はバッグ形状になっていて、宅配便の回収に出しやすい形です。
一部地域を除き送料無料のショップを選ぶとお得です。
その点、楽天市場で長年続いている人気の布団店がおすすめですよ。
楽天での「羽毛布団打ち直し」人気のショップは?
Googleで「羽毛布団打ち直し」と検索してトップに広告が出てくる独立系のショップと比較すると、ここで紹介する楽天市場のショップでは、ざっくり3分の2ほどの価格で、同じ工程とグレードの品質を確保したお布団の打ち直しができます。
ここに紹介する3店は、レビューの数が多く、満足度も高いはっきりした傾向がみられます。
おすすめは、羽毛布団羽毛ファクトリーすやすやさん、手作りふとん専門店むーみん工房さん、ふわふわおふとん白鳥製綿所さんの3店舗。
ここにそれぞれのショップの羽毛布団打ち直し商品を、ひとつずつ貼っておきますので、各ショップへ移動してお好きなプランを選んでみてください。
なかでも、使っているダックダウンの品質と、希望する条件の組み合わせのバリエーションの多さで、一番上のすやすやさんがイチオシです。1ページで説明が完結して、ページの中ほどに選べるプランのリンクが一覧表でまとまっているので、選びやすいですよ。
羽毛布団羽毛ファクトリーすやすや
手作りふとん専門店むーみん工房
ふわふわおふとん白鳥製綿所