大人用から子ども用まで、医療用ウィッグのおすすめ通販サイトを厳選
医療用ウィッグと一般に呼ばれている、脱毛に対処して日常的に着用するためのウィッグ(かつら)を、なるべく安価に、しかも安心して買えるネット通販のショップを厳選しました。
この記事では、おしゃれ用の華やかなウィッグとはまた違う「毎日使うためのウィッグ」を扱っているネットショップさん4件を紹介します。
レディース用、メンズ用はもちろん、通販ではなかなか探しにくい、子どもが学校につけていける医療用ウィッグも見つかりましたよ。
リネアストリアさん
最初はウィッグ通販大手のリネアストリアさん。若い女性向けのファッションウィッグが豊富なお店です。
ショップ全体の傾向として、パーティー系よりはカジュアルに着用できるウィッグが充実しています。
毎日使う医療用としてなら、そんな中でも高級ラインの「リネアウィッグ・プラチナム」がおすすめ。
モデルさんの写真も豊富なのでイメージに合ったものが探しやすく、髪型やサイズ、人毛を使用する割合などからも検索することができます。
自宅で試着できるサービスがあるので、気軽に安心してご利用になれます。また購入後の返品も可能です。
そのリネアウィッグ・プラチナムのページはこちら。
医療用ウィッグとしても大人気。ウィッグ専門店・リネアストリアの最高級ライン「リネアウィッグ・プラチナム」
ウィッグの着用方法の動画もあります。
私元気ウィッグ・かつら専門店さん
お次は医療用ウィッグに特化したショップの私元気さん。とくにショートのウィッグが充実しています。
リネアストリアさんよりモデルさんの年齢層が高めなので、50代くらいまでの女性なら、自分の着用シーンを自然にイメージできそうですよ。
私元気さんでは、2015年に制定された新しいJIS規格に対応した医療用ウィッグも扱っています。
これはネット販売時代になって、かつらの流通が多様化している現状をふまえ、かつらの性能にも一定の基準を設けようと、日本毛髪工業協同組合のはたらきかけで経産省が定めたもの。
私元気さんのショップでは、製品画像などに「医療認可」と囲み文字で書かれているウィッグがそれにあたります。ただ製品によって書かれている場所がまちまちなのが、ちょっと見つけづらいかな…。
その中で代表的なウィッグが、トップ画像にもあるこちら(↓)のラフエレガントショート。人毛が30パーセント、人工毛が70パーセントのミックスです。ナチュラルな雰囲気で印象が柔らかくて、素敵ですよね。
医療用つけまゆげ
ルネスさんでは、つけまゆ毛も見つけました。脱毛症などの病気や抗がん剤治療では、髪の毛だけじゃなくまゆ毛も抜けちゃいますからね。
これならアイブロウペンシルで描くよりも自然なまゆ毛を作ることができます。ほかにカーブの形の違う眉や、男性用つけまつげもありました。
かつら専門店あっちパパさん
あった。見つけました。あっちパパさんは、子どもサイズの医療用ウィッグも扱っているネットショップです。
ここのデザイナーの方は美容師さんなんですね。それだけに街で見かけても違和感のない髪型の、実用的なウィッグが揃います。
あっちパパさんの医療用ウィッグはつむじや分け目が本当にリアル。これだけ分け目が自然なので、その日のお好みで髪型を変えることもできます。
これなら電車で座ったときの上からの視線も怖くないですよね。正直に言うと、今どきのウィッグがここまで自然なものになっているとは想像できせんでした。
そしてこちら(↓)が、子ども用の医療用ウィッグです。
モデルさんは若い女性なんですが、SSサイズ、Sサイズ、Mサイズとあって49cmくらいの頭囲から対応しているので、幼稚園くらいのお子さんでもウィッグを作ることができます。人毛なので好みに合わせてカットもできますよ。
医療用かつら専門店Withさん
生え際やもみあげまで、とても自然な仕上がりのウィッグを扱っているWithさん。Withさんの医療用かつらの特徴がよくわかるページはこちらです。
そしてWithさんにも、子ども用ウィッグのページがありました。
Withさんでは、実店舗で採寸や型どりをして、その人だけのウィッグをオーダーメイドで作ることもできます。
価格は他のショップの2倍から数倍と高価ですが、全身脱毛症などで長期間の着用が予想される方は、検討する価値があると思いますよ。
医療用ウィッグ・かつらとは
医療用ウィッグとは、脱毛症や抗がん剤治療の影響、産後の脱毛などに対処するために、日常的に着用していくためのウィッグのことです。
ファッションやおしゃれ用途がメインではない、という意味あいの用語ですね。自分の髪の毛として、毎日使っていくためのものです。
ただ医療用とはいっても、その代金に健康保険が適用できるとかいうことでは、残念ながらないんですよね。
一部の民間の保険会社や、さらに少ないごく一部の市町村で、部分的に保険金や助成金が下りることもあるようですが、国保など公的な保険では、ウィッグ代に関してはカバーされていないのが現状です。
若い女性がメインターゲットのおしゃれ用ウィッグは種類も豊富ですし、価格も全体的に安価です。
それに対して医療用ウィッグが高価になってしまうのは、人毛の割合が多いのと、手植え作業の人件費がどうしてもかかってしまうから。
でも今回紹介したショップを見ていけば、医療用からファッション寄りのものまで、幅広いスタイルのウィッグの中から検討することができます。お値段もショートのフルウィッグで1万円前後から見つかりますよ。
個人的に小学校・中学校の同級生に脱毛症の女の子がいたということもあって、今回記事を書くにあたり、子ども用の医療用ウィッグも必ず見つけようと思っていました。
いまも彼女のような子たちが大勢いるはずですからね。
結果としては、あっちパパさんとWithさんで納得のいくものが見つかりました。お子様の脱毛の悩みをお持ちの方にも役立てていただければと思います。