たまに見る「デカフェ」って、カフェイン抜き、カフェイン低減って意味だったの…。
てっきりなにかコーヒー関連の新しいメニューとか、気取った言い方なのかと思ってました。
なるほどデカフェもノンカフェインの一種なのですね。
最近は市販の飲み物にもカフェイン抜きのものが増えてきて、昔は洋画でときどき見るくらいだったカフェインフリーの飲み物も、一般に浸透してきているのかもしれません。
飲み物からカフェインを抜く理由は人それぞれで、寝る前に目が冴えてしまわないように夜だけカフェインフリーを選ぶ人もいれば、妊婦さんと胎児の健康のため、一日に摂取するカフェイン量を減らしたい人もいます。
ノンカフェインで知恵袋などを検索すると、小さいお子さんのために気を遣っている方もけっこういますね。
私はコーヒー好きなうえに、いつも持ち歩いているミンティアもカフェインカプセル入りなので、少し摂りすぎかもしれません…。
麦茶や玄米茶などはもともとカフェインを含んでいないので、夏場はアイスコーヒーに替えて麦茶を作り置きしてみようかと思います。
ノンカフェインの基本的な知識など
妊婦とカフェイン
妊婦へのカフェインの影響について、まとめ医療サイトではなく、大学や研究機関のサイトで調べてみました。
引用は北海道大学の「環境と子どもの健康に関する研究・北海道スタディ」より。
カフェインの代謝速度が速いお母さんが1日300mg以上のカフェインを摂取すると,赤ちゃんの出生時頭囲が1.0cm減少し,さらに出生時体重も277g少なくなりました。
胎児の成長には,お母さんが妊娠中に喫煙しないことはもちろん,カフェインの摂取も1日当たり300mgを超えないよう注意することがとても重要です。
文責:佐々木成子
引用元:北海道大学環境健康科学研究教育センター
https://www.cehs.hokudai.ac.jp/hokkaidostudy/report/023/
ノンカフェインコーヒーのカフェイン含有量は?
では普通のコーヒーとカフェインを抜いたコーヒーでは、どれくらいカフェインの含有量が違うのでしょうか。
全国公正取引協議会連合会が定める「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」には、
カフェインを90%以上除去したコーヒーにあっては、「カフェインレスコーヒー」、「カフェインフリーコーヒー」、「デカフェネィテッドコーヒー」等と表示する。とあります。
一方、カフェインを抜いていない一般的なレギュラーコーヒーには、カップ1杯(150ml)あたり100~150mgのカフェインが含まれています。
ということはカフェインレス等の表示のあるコーヒーは、上記の規約を順守しているものなら、最大で15mg程度のカフェインを含んでいると考えてよさそうです。
実際に売られているコーヒーでは、カフェイン99%除去と表示されているものもありますね。
ノンカフェインコーヒーの作り方
そもそもノンカフェインのコーヒーは、どうやって豆からカフェインだけを抜いているのでしょうか?
カフェイン除去の方法としては、まず生のコーヒー豆を蒸気で膨張させてから、150~180℃、120~180気圧の二酸化炭素中に晒すことで効率的にカフェインを抽出する、超臨界二酸化炭素抽出と呼ばれる方法が現在の主流のようです。なんだかネーミングがすごいですが、簡便な方法として広く実用化されています。
なお、元からカフェインを含まないコーヒーの木も、研究開発の途上なんだとか。
各種ノンカフェイン飲料まとめ
コーヒー以外にもノンカフェインの飲料はいろいろとあります。
今回は「ノンカフェイン」「カフェインレス」「カフェインゼロ」「カフェインフリー」「デカフェ」などのキーワードで検索して探してみました。
コーヒーや紅茶以外にも、温かくして飲めるお茶や、いわゆるお茶っ葉を使っていない、はとむぎ茶やごぼう茶なども本当に山ほどありました。
ここでは通販でも買えるコーヒー、コーヒー豆、紅茶、緑茶、ルイボスティー、その他のお茶類のノンカフェインドリンクをまとめてみます。
コーヒー
まずはコーヒーから紹介。通販のコーヒー店として有名な澤井珈琲さんには画像のコーヒー以外にも、多数のノンカフェインコーヒーがありました。
おすすめのショップ
コーヒー豆
コーヒー豆は、上の2ショップ以外にもこちらの通販ショップで扱っています。自分で挽いて作りたてを飲めるカフェインフリーのコーヒー豆です。
エスプレッソ
エスプレッソでは有名なイリーにもノンカフェインの粉があります。
インスタントコーヒー
インスタントのカフェインレスでは、レビュー数の多かったマウントハーゲンのオーガニックを選んでみました。
味の素のブレンディなど、国内の有名メーカーからもカフェインレスが出ています。
紅茶
紅茶の通販ショップを紹介します。CuckooTeabag ククーティーバッグさんはグレープフルーツやハーブティーのノンカフェイン飲料も豊富なショップです。どれも見ため的にもしゃれていて、ギフトにできる詰め合わせもおすすめ。
先日も別のドリンクをレビューした日東紅茶のカフェインレス紅茶。こちらはスーパーでも買えます。
ルイボスティー
カフェインも入っていなくてミネラルも補給できるルイボスティーは、特に妊婦さんに人気のようです。
どちらのショップもお茶の種類が豊富でした。プーアル茶やフルーツ系のフレーバーティー、最近なんとなく気になるなたまめ茶も。
緑茶
もちろん緑茶のカフェインレスもあります。含有量がほとんどゼロに近い緑茶です。
コーラ
「寝る前に飲める」コカ・コーラのゼロカフェイン。
その他のお茶
お茶っ葉を使っていない、はとむぎ茶やごぼう茶などのノンカフェイン飲料いろいろ。
お腹の調子や糖分を気にする人にもおすすめです。
エナジードリンク・ドリンク剤
栄養ドリンク剤からカフェインを抜いたら何が残るのかと思わなくもないですが…。総合ビタミン剤でもよさそう。
ノンカフェインの飲み物まとめ
上で紹介したルイボスティーや麦茶、はとむぎ茶のほかに、甜(てん)茶などもカフェインが含まれていない飲み物になります。
カモミールなどの一般的なハーブティーにもカフェインは含まれていませんが、市販のペットボトルのジャスミン茶などには、緑茶をベースにしてジャスミンの香り付けしたものもあります。
例としては、伊藤園のRelaxジャスミンティー500mlには7mg、サントリーの特茶ジャスミン(特定保健用食品)500mlには50mgのカフェインが含まれています。
市販のドリンクからカフェインを厳密に避けるのであれば、そのつど成分表示を確認するように心がけましょう。