笑えて泣ける不思議な楽器ダクソフォン
こんにちはRenです。今日は面白い楽器を教えてもらいました。その名はダクソフォン(Daxophone)。
これがとにかく変わった楽器なんです。見た目もヘンだし音もヘンだ。
皆さんにもこの衝撃をおすそ分けしたいので紹介します。
トップ画像: pheezy via Visual hunt / CC BY
ダクソフォンの紹介動画
まずはこの動画をご覧ください。早送りしないで、頭からどうぞ。
楽器の作りからして奇妙ですが、その音たるや。
これは笑うでしょ。
ダクソフォンとは
2011年に亡くなったドイツの音楽家ハンス・ライヒェルが開発したこのダクソフォン。ハンスが制作したダクソフォンは世界でたった数台と言われており、日本では即興音楽の第一人者でありハンスの朋友・内橋和久が、唯一その「名器」を引き継いでいる。
動画で説明・演奏しているのも内橋和久さん。上記のインタビューを読むと、ミュージシャンでありデザイナーであり楽器製作者でもあったハンス・ライヒェルさんのことも知ることができます。
ダクソフォンのさまざまな音
内橋さんによると、ダクソフォンの音は木の形や材質でいろいろと変わってくるんだそうです。
YouTubeにけっこうあるダクソフォンの動画を見ていると、この楽器からは打楽器の音も出るし、ガラスをひっかくような不穏な音も出るし、ウッドベースにしか聴こえないような音も出せることがわかります。
最初の動画のギターのフレットみたいなものを使うと連続的な音階も出てきます。
別の奏者の動画を見ていると、EDMのベースラインで聞こえてきそうな音もあるし、嘔吐してるみたいな、なんかボアダムスの昔の音源にこんなのあったぞみたいな「変な音」としか言いようがない音も。
この楽器だけ何台も集めて編曲できるんじゃないでしょうか。もちろんボーカルもこの「声」で。タングを工夫すればデスメタルでもいけるんじゃないかな。底知れない楽器です。
泣ける音も出る
ダクソフォンは、空の遠くで鳥が啼いてるみたいな悲しげな音も出せます。冒頭いきなり。
こんどは聴いた瞬間泣きそう。鯨みたい。渡り鳥みたい。
すごい楽器だ。
この動画、後半にコーネリアスが登場します。
ダクソフォンまとめ
ダクソフォンの生みの親ハンス・ライヒェル氏は生前、この楽器の作り方もネットに公開していたそうです。
YouTubeには、物差しとピエゾピックアップ(クリップマイク)とスライドギター用の金属の筒(?)とバイオリンの弓でダクソフォンを自作してる人もいました。物差しを机に固定して1分で作れてた。YouTubeってなんでもあってすごいね。そしてダクソフォンすごい。