デビットカードを1年ほどあちこちで使ってきた僕の感想と注意点
こんにちはRenです。今回はデビットカードの使い勝手などをいろいろとお話ししようと思います。
デビットカードとクレジットカードの違い、年会費の発生の条件、楽天やAmazonのネットショップで使ってみた感想、リアル店舗での使い方、使える場所と使えない場所、VISAデビットとJ-Debitの大きな違いなどを書いていきますよ。
デビットカードとクレジットカードの違いは?
まずはデビットカードの基本を簡単におさらいしましょうか。
デビットカードは商品の代金を支払うときにクレジットカードと同じように使えるカードです。
しかもクレカより簡単に作れるし、クレカのように明細を送ってくることもないので、実感としてはクレカよりスマートに使えるんですよ。
リアルのお店でも使えますし、ネット通販でもクレジットカード用の番号を記入する欄にデビットカードの番号を記入すれば、クレジットカードとまったく同じように買い物ができて便利なんです。
このデビットカードがクレジットカードと違うところは、一時的にせよ借金(債務)が発生しないことですね。
クレジットカードは今日買った品物の代金を来月以降に払うことになりますが、デビットカードの場合は今商品を買ったら、ほぼ即時に代金が口座から引き落とされます。
引き落としできなければ商品が買えない(通販の場合は発送されない)システムなので、借金をする心配がないんです。
ただほぼ即時といっても場合によりけりで、ネットの通販だと買い物のあと数秒で決済されたり、遅いと一日後になったりします。通販のショップが決済作業をした時点で代金が引き落とされるんですね。
リアルの店舗で買い物した場合は、ほぼ即時に引き落とされていると思います。
デビットカードは未成年でも無職でも持てる
デビットカードは社会的信用がまだなくてクレカが持てない人でも銀行口座さえあれば持つことができるので、若者にも自営業を始めたばかりの人にもありがたいカードなんです。
あ、もちろん口座のある銀行がデビットを発行していることが前提ですよ。大手の都銀やネット銀行に続いて、最近は地銀でもどんどんデビットを発行する銀行は増えています。
デビットカードの発行可能年齢は16歳以上となっていることが多いので、まだ自分のクレカが持てない高校生でも、これがあればネットショッピングがしやすくなります。コンビニでAmazonのギフトカードを買ってアカウントにチャージする手間が省けますよね。
あと無職だとクレカの新規取得が難しいと思いますが、その場合でもデビットカードなら確実に入手できます。
デビットカードを使うに至った経緯
僕はデビットカード自体はけっこう前から持っていたんですが、1年ほど前までは使う機会がないまま放置していました。
でも僕が持っているそのデビットカードは、確か所持して2年目以降は前年度の使用実績がないと年会費が発生してしまうので、あわてて通販で使うことにしたというわけです。
ここらへんの規約は発行している銀行によってもそれぞれ違ってくるので、みなさんの口座のある銀行のサイトなどで調べてみてください。
今ざっと検索してみると、スルガ銀行、ジャパンネット銀行、あおぞら銀行あたりのネット銀行のデビットカードは年会費がずっと無料のようですよ。
ネット通販でデビットカードを使ってみた感想
デビットカードはクレジットカードと全く同じように楽天やAmazonのネットショッピングで使えます。
だからとりわけここがいいとか悪いとかは感じませんね。普通です。
ただ買い物した時点で銀行口座にその金額分+αの残高は残っていないといけないので、そこには注意しましょう。
この「+α」はなんだと思うかもしれませんが、これはデビットカード決済でたまに起こる「二重引き落とし」のための余裕分です。
まあ口座に買い物金額の2倍以上の預金が残っていれば、普通は大丈夫です。二重に引き落とされた分もあとで戻ってきます。
二重引き落としは僕もAmazonで一度経験しているので、また今度記事にしますね。
(追記です。その時の経緯を日記風にまとめた記事にしました↓。稀に起こる二重引き落としにうろたえないためにも、僕の経験談を参考にしてみてください)
デビットカードの実際の使い方
基本的に、デビットカードはクレジットカードが使える通販サイトならどこでも使えます。デビットは一応それが前提になっています。
なので「クレジットカードにもデビットにも対応しています」などとは、普通のネットショップにはいちいち書かれていないんですよ。
だから僕もそうでしたけど、初めて使う人には、デビットも使えるかどうかがわかりにくいんですよね。
単純にクレカ対応と書いてあれば、基本的にはデビットも使えると考えていいです。
楽天やAmazonでも、お支払い画面のクレジットカード決済用のページには「デビットカードでも可」などと書いてはいませんが、普通にデビットで買い物ができます。
例を挙げれば、僕がこれまで1年くらいでデビットを使ったのはこんなネットショップやサービスです。
- 楽天市場
- Amazon(マーケットプレイスも含む)
- 眼鏡のネット通販
- ドメイン取得
- レンタルサーバー
- その他スーパーなどのリアル店舗
ほとんどのショップやサービスで、デビットカード対応は特に表記されていなかったと思います。でも何ら問題なく商品を買ったりサービスを受けたりすることができています。
デビットカードを使う際は、クレジットカード用の入力欄にそのままデビットカードの番号を入力すればOKです。けた数も同じ16けたなので心配はいりませんよ。
またリアルの店舗で使うときにも、普通に「カードで」と言えばクレカと同じように支払いできます。
でもそのとき「デビットカードで」とはわざわざ言わないほうがいいですよ。店員さんがデビットを知らない場合、デビットカードって何???となってしまう可能性が多々あります。
クレジットカードが使えれば必ずデビットカードも使えるのか?
このようにデビットカードは使ってみれば便利なのですが、一部クレカ対応でもデビットには対応していないショップなどもあるようです。
そして月額料金の引き落とし系には多くのデビットカードが対応していません。
特にau、ソフトバンク、docomoのキャリアスマホの電話料金の支払いに関しては、カード発行銀行によってできるできないの差があったり、以前はできたものができなくなったり、それが再びできるようになったりと、状況の変化が激しい状態になっています。現状では個別に確認していくほかないですね。
ほかには雑誌読み放題サービスや格安スマホのMVNOの契約では、使えないことになっていてもやってみると使えたという例も多数あるようですので、使えるかどうかわからなかったらとりあえず試してみるくらいの姿勢でいくといいと思います。
J-Debitが少し使いにくい件
デビットカードには、現状大きく分けてVISAデビット、JCBデビット、J-Debitの3つがあります。
僕はこのうちVISAとJ-Debitのふたつを持っていますが、使っているのはVISAデビットだけです。J-Debitは一度も使ったことがありません。
なぜかというと、J-Debitは大手のネット通販で使えないんですよ。楽天もAmazonもJ-Debitには対応していないのです。
J-Debitはゆうちょのカードに無料でつけることができて年会費も手数料も必要ないので、普及自体は結構しているのかもしれませんが、使いやすさとしてはいまいちというのが僕の感想です。
デビットカードは便利だまとめ
このように、クレジットカードが持てない人でもクレジットカードと同じように使えるデビットカードはとても便利なカードです。
クレカのように使いすぎの心配がないのがいいですし、クレカがなくて毎回ギフト券を買いに行ってAmazonに登録したり、代引きのために現金を用意したりする必要もなくなります。
買い物のときに口座に残高がきちんとあることが必要ですが、その管理も含めて、クレカの前のトレーニングとして高校生に持たせるのにもいいカードだと思いますよ。
これからデビットカードを使ってみたい人にとって、この記事が参考になれば幸いです。