馬頭星雲まで歩いて4050億年

   

宇宙が大きすぎて広さを実感できないので歩いてみたらどうだろう

こんにちはRenです。

突然ですが、宇宙って広いですよね。

あまりにも広すぎて、目で見えてる星までどれくらい距離があるのかってことも、なかなかすぐにはイメージできません。

距離の単位もキロメートルとかじゃなくて、光年です。

夜空には、光の速さで何年かけてもたどり着けない星たちが無数に浮かんでいるわけですね。

そんな天文学的な距離を実感をもってイメージしてみるにはどうしたらいいか。

なら歩いたらわかるんじゃないの、というのが今回の記事です。

 

そうだ 月、行こう。

宇宙初心者は近場からがおすすめ。まずは月から始めましょう。

月までの距離は約38万4400kmです。

もし徒歩で行くとしたら何日くらいかかるでしょうか。

時速4kmで計算すると、9万6100時間。昼夜ぶっ通しで休みなく歩けば4004日で月に着きます

11年弱ですね。

わりと近い。

帰りはメリエスの月世界旅行みたいに落ちてくればいいので、あっという間です。

ゴールデンウィークの連休と組み合わせれば有給申請も4000日で大丈夫です。

 

太陽まで歩くには

月くらいでは物足りない中級者のあなたには太陽コースがおすすめ。

太陽までの距離は149,600,000km

徒歩だと4266年くらいです。

いまは古代エジプトとかメソポタミアから出発した人たちがちょうど着く頃ですね。

帰ってきたらせっかく作ったスフィンクスの鼻が欠けているのを見てがっかりするかもしれません。

置いといたパンは石になってるし。

 

健脚自慢のあなたには馬頭星雲コースがおすすめ

太陽系内ではまだまだ歩いた気がしないというウォーキング大好き健康マニアなあなたには、馬頭星雲コースなんてどうでしょうか。

目的地の馬頭星雲はオリオン座の三ツ星の少し下に見える暗黒星雲です。

オリオン座は冬の夜空でもすぐ見つかるので、方向音痴の人でも迷子になる心配が比較的少ないですよ。

この動画の冒頭15秒を見るだけで、もう二度と宇宙で道に迷うことはありません。

 

馬頭星雲までの距離は、約1500光年

1光年が約9兆4600億kmで徒歩だと2兆3650億時間、馬頭星雲まではその1500倍で歩けることになります。

はい計算。

計算すると、4050億年ほど歩けば馬頭星雲に着きます

けっこう長旅なので、退屈しないようにDSや漫画も持っていきましょう。

スマホはだめですよWi-Fi届かないので。

 

馬頭星雲まで歩いて4050億年

旅の間宇宙を歩いていて目にしたものは、写真に撮ったりメモしておいて、あとでブログに載せるか、旅行記を出版しましょう

目の前をUFOが横切ったり、モビルスーツ的なものが戦っているのを見られたらラッキー。

エッセイにすれば読み物としても面白く、旅行ガイドとしても役に立つ本ができるでしょう。

4050億年の旅程を400ページの本にまとめるとすると、あなたは最初の1文字目で太陽系の外に出ます。これが宇宙の広さです。

さらにどんどん歩いていきましょう。太陽がほかの星にまぎれるくらい遠くまで来ると、もうめったに通る車もありません。さすがに空気が美味しいですね。

ずんずん歩いて旅行記の3ページ目あたりであなたがすれ違う、最初のキャラがいます。

弥勒です

釈迦が死んだと聞いて彼がよっこらせと歩き出してから、28億3500万年くらい経っています。

せっかく人と会ったので、休憩がてら立ち話をしましょうか。読み終わった本の交換や、帰国してからの連絡先も渡すといいでしょう。

弥勒君はあなたと別れてからあと28億3500万年ほどかけて、衆生を救うために地球に到達することになります。

そのころはちょうど天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突というイベントも佳境にさしかかる時期。

弥勒君いい時に来たねといいたいところですが、その時には地球は水が存在できないほど高温となっていて、彼が救うべき生物はすべて死滅しています。

 

宇宙で床屋が見つからない

さて、人の髪の毛は3日で1mm伸びるそうです。

年に12.2cmほど伸びることになります。

では、あなたが弥勒君とすれ違う28億5000万年後には、髪の毛の長さはどれくらいになっているでしょうか

はい計算。34万7700kmです。地球から月までの距離に近いですね。

弥勒君はあなたと別れてからも、5年くらいはあなたの髪の毛に沿って歩いていくことになります。

ときどき隕石を結ばれたり、引っ張って悪戯されるかもしれませんね。

ロングヘアの方はわかると思うのですが、髪の毛もそれくらい伸ばしていると恒星からの太陽風に吹かれたり白色矮星に引き寄せられたりして、扱いにくいんですよねー。

重さも数十万トンになっているはずです。無重力住みだからいいけど。

だから自分でまとめるか、宇宙では貴重な美容院を見つけたらアフロにでもしてしまいましょう

そのうち頭だけで小さい星くらいにはなります。

歩く毛星の完成です。

 

着いた。

おめでとうございます。

なんやかんやで歩き続けて無事、馬頭星雲跡に到着しました。

4050億年の旅お疲れさまでした。現地のお天気は晴れ、気温は-270度となっております。

足元に気を付けてお降りください。

ここが昔馬頭星雲があった場所です。

はい跡地です。

最終日は終日自由行動です。なお本ツアーは現地解散になります。気を付けてお帰り下さい。

 

馬頭星雲まで歩いて4050億年・まとめ

今回はオリオン座の中に見える馬頭星雲まで歩いてみました。

お米の記事に続いて大きい数字を実感してみようという記事でしたが、数字が大きすぎるとどうやってもリアルに実感はできないことだけがわかりました。

馬頭星雲まで徒歩で4050億年

超音速旅客機XB-1(マッハ2.2)だと、6億年ほど。

スペースシャトル(マッハ25)だと、5200万年

秒速300000km、マッハに換算して88万の光でも、1500年

なんという遠さだろうかと思います。寿命がせいぜい80年とか100年の種族には、実感することが難しい距離です。

でも想像なら、往復1秒以下ですね。

想像スゴイ。

という結論でよろしいでしょうか。

 

宇宙に持っていく漫画はこれがおすすめです。途方もない時間を生き続ける姉弟のお話。

銀河の死なない子供たちへ

まだ始まったばかりで、今は無料で読めます。

 

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