BOSCH ディスクグラインダー PWS1レビュー前編・配慮しておかないと怖い点は3つ

BOSCH PWS1 使った感想

BOSCHのディスクグラインダー PWS1のレビューと、安全上必要な配慮

こんにちはRenです!今日はBOSCH(ボッシュ)のPWS1というディスクグラインダーのレビュー前編をお届けします。

ディスクグラインダーは、取り付ける回転砥石の種類によって、金属、ブロックやタイル、木材などいろんな種類の材料を切断したり磨いたりする電動工具です。

ディスクグラインダーは一家に1台レベルの電動工具ではありませんが、屋外系のDIY作業の多い人にはあると便利なものですし、あればあったで今回の僕のように初めてでも十分使いこなせる道具です。

ただ安全面に関しては、この種の機械に慣れていない初心者がいきなり使ってみると危険な部分もあったので、今日はレビューの第1回として、PWS1を使うにあたって安全上配慮しておかないと怖い点を3つ、お伝えします。

 

BOSCH PWS1の注意点1・火花

火花

僕が今回PWS1でおこなった作業というのは、昔、実家の水道管を取り換えた時に出た、古い鉄パイプの切断です。

直径3cm程度の長い鉄パイプ数本を、基準となる1mほどのパイプに合わせて同じ長さに切り、短くしていく作業をしました。

この鉄パイプをディスクグラインダーで切っていくと、刃をあてた瞬間に火花がドバーッと盛大に出ます。

まあ、刃というよりは、正式には回転砥石というものだそうです。でも作業中のイメージ的には回転している刃って感じです。

回転砥石には半周くらいのガードが付いているので、基本的には向こう側に向かって火花が出ますが、一部はガードを逃れたり跳ね返ってきてあちこちに飛びます。

だからまずは、服装を選ぶ時点で火の粉の対策はしてください。長袖、手袋、そして何よりゴーグルは必須です。

僕は普段、近視用の眼鏡をかけているので今回もそれだけで作業してしまいましたが、これは本来絶対やってはいけないことです。

何か所もパイプを切っている間には、二の腕あたりまでは頻繁に火花が飛んできました。今回それが目に入らなかったのは、単に運でしかなかったと思っています。

目はだいじ

目の事故は怖い!

 

PWS1のようなディスクグラインダーでは、金属を扱わなければ火花が散ることはないでしょうけど、ブロック系やタイルなどを相手にするときは、細かい石の破片粉じんが舞うはずです。

木材を切っていても中に釘やネジが紛れていたり、そうでなくても細い切れ端などが目に来ると危険です。なにを措いてもゴーグルだけは必ず着用するようにしてください。

眼鏡の上からだと、これが見た目もよくおすすめ。

 

バフ掛け系の磨きに使う場合は、ゴーグルは不要ですね。でも状況に応じてマスクをつけたりするようにしてください。

火花の熱さは火傷するほどではないけれど、肌に当たれば「熱っ」となるので半袖や素手での作業は無理です。

僕が使った手のひら部分だけゴム引きになっている園芸用軍手だと、手の甲から火の粉が通りました。まあこの手袋は見た目でも透けてるくらい薄いので、これを選ぶほうが悪いです。火花が出るとわかった時点で他のに変えるべきでした。

できれば手にフィットする薄手のゴム手袋がいいと思うけれど、まあ普通の軍手でも大丈夫でしょう。ただこの手袋もサイズ選びは重要だと思いました。

 

BOSCH PWS1の注意点2・巻き込み

手袋

ディスクグラインダーを使う上で手袋のサイズ選びがなぜ重要か。

それは、こういう回転系の工具で一番怖い巻き込み事故を防ぐためなんです。

木工なんかの場合だと、大きい丸ノコで作業するときには、慣れた職人さんは手袋をしないといいます。なにかの弾みで手袋が刃に引っかかった場合に即、大事故につながるからです。

回転系の電動工具で指先が余るくらい大きい手袋で作業にあたるのは、指をもっていってくれというようなものなんですよ。

その点は丸ノコやPWS1のようなディスクグラインダーだけではなく、室内で使う電動ドライバーやドリルでも同じことなので、頭に入れておいて危険を避けるようにしてください。ゆるゆるの袖口なんかも危ないですよ。

だから手袋のサイズは、大きいよりはきついほうがいいんです。

軍手なんて特に屋外の作業で嵌めていると、濡れたり土がついたりしてすぐ指先がべろんべろんになってきます。ああなると怖いので、大きいよりは小さいのを選ぶほうがずっといいです。

もっと言えば素材についても、万一、刃に当たっても千切れるだけで済むように、柔らかい樹脂系のものがあるといいですね。僕はそこまで詳しくないので、これならという適当な商品を知らないのですが。

 

BOSCH PWS1の注意点3・キックバック

キックバック
画像は上位機のPWS620-100。切る相手をクランプで台に固定しています。

キックバックとは、切っている材料に両側から刃を挟まれて、回転式の電動工具が弾き飛ばされそうになる現象のことを言います。

この現象は軽いタイルなどを切るときには考えなくてもいいけれど、切ってるものが重いほど、反発力も強く出ます。

長さのある鉄パイプを切っていても「おっと!」と思うことがありました。

このキックバックは、切り離す材料がだんだん「Vの字」、「谷型」に折れ曲がるにしたがって、刃(回転砥石)を挟みつけてくることで起こります。

逆に「への字」、山型に折れ曲がるようにすれば、キックバックは起こりません。

つまり切るにしたがって片側が自然に落ちるようにすればいいのです。台を用意して高低差を作れば解決できますね。僕は端材を見つけてパイプの下に当てて作業しました。上の画像でも一方を固定して、重みで挟んでこないようにしていますね。

 

ディスクグラインダーBOSCH PWS1の注意点まとめ

今回はBOSCH PWS1を使ってみて、まったくの初心者としての僕が気付いた、安全上の注意点を3つ書いてみました。

まとめると、火花にはゴーグル巻き込みには手袋キックバックには高低差をつける台、を用意すれば安全に作業できたということです。

あと「電動工具では往復系より回転系が危険」ってことも覚えていてくださいね。

明日は、左右効き対応などのPWS1の使い勝手、実際の工作精度、消耗品としての回転砥石の持ちや一緒に買ったほうがいいものなど、もう少し細かいことをいろいろと書いてレビューの後編にしようと思います。