賃貸のベランダにも設置できる目隠しフェンスの選び方

エクステリア

アパート・マンション・団地のベランダをおしゃれに目隠ししたい

窓の外の道路や線路、またほかの建物からの室内への視線は気になるものですよね。

そんな外からの視線を遮るために、目隠し用シェードやフェンス、ラティスなど、いくつかのタイプの製品が市販されています。

今回はマンションなど賃貸住宅のベランダに、傷をつけずに設置できる目隠し用フェンスの選び方をお伝えします。

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目隠しフェンスの選び方のポイント

1.フェンスの高さ
目隠しフェンスに必要な高さは、気になる視線がどこから来るか、その視線の角度で決まってきます。

ベランダの位置より高い場所に道路や建物がなく、下からの目線を遮るだけでいい場合には、ベランダの手すり部分から下をカバーできるシートやパネルが適切です。

部屋のベランダよりも高い場所からのぞき込まれる心配があるなら、その視線を遮ることができるだけの高さのフェンス類が必要になります。

 

2.格子やスリットの大きさ
目隠しの格子やスリットは、あまり小さくしすぎると光や風通しまで遮ってしまうので、十分な間隔は開けておきたいもの。

そのすき間の適切な大きさは、外からの視線の距離によっても変わってきます。

距離の離れた道路や線路からの視線など、遮りたいのが比較的遠くからの視線であれば、すき間が大きく開いたフェンスでも効果的に目隠しをすることができます。

それに対して、お向かいの建物が近かったり、ベランダのすぐそばに歩道があって人通りがあるような場合などには、特に夜間には室内が見えやすくなってしまうので、すき間の幅の狭いものが適しています。

 

3.目隠しフェンスの材

ベランダ用の目隠しには耐久性の低い順に、ビニール製のもの、木製のもの、各種樹脂製のものなどがあり、それぞれデザイン的にもおしゃれなものがいくつかあります。

20年以上の耐久性が期待できるアルミなど金属製のものは、戸建て向けのものは数多くありますが、賃貸住宅のベランダに傷を残さずに設置できるものは多くはないようです。

その数少ないアルミ製フェンスの中では、ベランダ用の固定金具がある山善のガーデンマスターシリーズのフェンスが売れ筋です。

 

材質により、それぞれ見た目の風合いや、耐久性、価格も異なるので、予算と好みで選びましょう。

 

 

4.設置の頻度

時と場合に応じて目隠ししたり取り外したりしたい場合は、設置の簡単な各種よしずタイプシートタイプがおすすめです。

 

 

目隠しフェンスの固定方法

すき間があるといっても、面積のあるフェンスに対する風の圧力は相当なものです。目隠しフェンスは幅が広く、背が高いほど、しっかり固定する必要があります。

それに地面に基礎を埋めて脚をセメントで固定できる戸建て住宅用と違い、ベランダ用の目隠しは単体で設置でき、退去時に原状回復できることも条件です。

アパートやマンションの多くのご家庭では、ベランダの柵に結束バンドでフェンスを固定しているようです。その場合には対候性(屋外用)の結束バンドを選んで、複数個所をしっかり固定しましょう。

 

縦柵がないコンクリートタイプのベランダに背の高い目隠しを設置したい場合は、足元に十分な重さの土台を設置することが必要です。

それに加えてベランダとフェンスを一緒に挟み込むクランプ状の取り付け金具もあるといいでしょう。

 

 

アパート・マンションのベランダで使える目隠しフェンスいろいろ

ここからは、簡易なものからしっかりしたものまで、目隠しフェンスのバリエーションを順を追って簡単に紹介します。

それぞれ一例として見ながら、ご自宅の環境に適した目隠しフェンスを選んでみてください。

 

ビニール系の目隠し

ベランダの柵部分だけをカバーしたいならビニール系のものが手軽です。

サイズもいろいろ選べて取り付けも容易なのですが、風を通さず、夏場には熱気がこもりがちというデメリットもあります。

一応通気性も考慮しているような編み込みのものがこちら。

画像のようにハトメにひもを通して桟に結んだり、よく見かけるようにシートを縦桟に交互に通して両端を結んだりして、手軽にベランダの目隠しを設置できます。

 

 

よしず・立てすの目隠し

葦(よし)や細い竹を細縄で編んで簀巻き状にしたよしずも、ベランダの目隠しとしてよく使われています。

必要に応じて立てかけたりしまったりしやすく、先のビニール系のもののように、柵部分に取り付けることもできます。

こちらの製品はサイドカバーのついた編み込みのもの。

常設タイプではなく、パートごとにファスナーで巻き上げて、空き具合を調節できるユニークな立てすです。

立てす

 

 

ラティスの目隠しフェンス

ベランダの手すりより高いところまで常設の目隠しを設置したい場合は、木製または樹脂製ラティスのフェンスがおすすめです。(アルミ製では上記の山善のものがおすすめ)

格子になったものや、ルーバーのものなど、見た目や高さ、幅もバリエーションが豊富なのが特徴です。

ルーバータイプのものは、遮りたい視線が下から来るのか上から来るのかに合わせて上下を逆に設置すると、風を通しながら効果的に目隠しすることができます(製品によっては上下を逆にできないものもあります)。

ベランダに設置する際には、複数個所をしっかり固定するようにしてください。

楽天のハートマークショップさんのラティスの一覧はこちら。

 

 

プランターボックスとセットで使う目隠しフェンス

最後はプランターボックスとセットになった目隠しフェンスを紹介します。

こちらは樹脂製のガーデンフェンス。高さや幅を選ぶことができ、コーナーに設置するタイプと組み合わせれば、複雑な形のベランダにも対応することができます。

色が5色、すき間のパターンも3パターンあるので、環境に合わせた目隠しを選べるでしょう。

このタイプもプランターボックスが重しになっているとはいえ、パネル部分は結束バンドなどでしっかりベランダに固定してください。

 

 

ベランダの目隠しフェンスまとめ

賃貸住宅を傷つけずに設置できる目隠しフェンスの選び方と具体的製品を紹介しました。

目隠しフェンス選びの参考にしていただければ幸いです。